MIZENクリニック市ヶ谷麹町における
「糖尿病」 治療
こんな症状ありませんか?
以下の症状は、高血糖の時に自覚しやすい症状の1例です。
異常なほど喉が乾く
いつも身体がだるい
急にめまいがすることがある
性欲が減った
食べる量は同じか増えているのに体重は減った
身体が疲れ易くなった
手や足の痺れがある
生理不調がある
水をたくさん飲んでしまう
市ヶ谷麹町夜間内科 MIZENクリニック市ヶ谷麹町
「糖尿病」とは
糖尿病は、インスリンの作用不足によって、血液中を流れる糖質が増えてしまう病気です。健常人であれば、膵臓から分泌されるインスリンによって糖質を細胞内に取り込み、血液内の糖質(血糖値)を一定の範囲に抑える働きがあります。しかし、糖尿病患者では、インスリンが十分に分泌されなかったり、インスリンが分泌されても効きにくく血糖値が高い状態になります。
インスリンが十分に分泌されていない状態(=インスリン分泌不足)とは、膵臓で十分なインスリンを作れなくなってしまう状態で、インスリンが分泌されても効きにくい状態(=インスリン抵抗性)とは、運動不足や食べ過ぎで肥満になりインスリンの効果が発揮しずらくなる状態をいいます。
この二つの要因が影響して血糖値に影響を及ぼすとされていますが、一般的人は日本人の糖尿病患者さんはインスリン分泌不足、欧米の糖尿病患者さんはインスリン抵抗性が原因であることが多いといわれています。
また血糖値が高い状態が続くと、血管が傷つき、将来的には心臓病や失明、腎不全、足のえそ・切断といった重い病気に繋がる可能性があります。糖尿病の初期は自覚症状が少ないことからもなかなか気付かないケースや、少し気になっていながら放置して重症化するケースが少なくありません。
医療情報科学研究所 編.病気がみえる vol. 3 糖尿病・代謝・内分泌 第4版. メディックメディア, 2014: 12. より改変
糖尿病の種類
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「1型糖尿病」について
1型糖尿病は、インスリンを産生する膵臓のランゲルハンス島β細胞が主に自己免疫によって破壊されることで、インスリンが分泌されなくなる状態のことをいいます。そのため、生きていくためには、注射でインスリンを補う治療が必須となります。
1型糖尿病の特徴として、若い方や痩せ型の人に多く、急激に症状がでて、糖尿病になることが多いとされています。
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「2型糖尿病」について
2型糖尿病は、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりすることによって血糖値が高くなります。遺伝的な要因に加え、食生活の乱れや、運動不足、肥満などが原因で、インスリンの分泌量が減ってしまったり、インスリンの機能が弱まったりしてしまうのが2型糖尿病です。「生活習慣病」や「メタボリックシンドローム」といった言葉があるように、日本人の糖尿病患者のおよそ95%は、この2型糖尿病です。
2型糖尿病は飲み薬や必要に応じて注射などで治療を行いますが、それと同じくらい食事や運動習慣の見直しが重要です。そのため、MIZENクリニック市ヶ谷では、ただお薬を処方するだけでなく、個々のライフスタイルや価値観を重視して治療方法などをご提案しています。
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「その他の糖尿病」について
妊娠時はインスリンの働きを弱めるホルモンが胎盤から多量に分泌されるように糖代謝異常(糖尿病までの高血糖ではないものの、血糖値が正常より高い状態)になることがあり、これを妊娠糖尿病といいます。また生まれつき遺伝子に異常がある方、肝臓に病気のある方、すい臓の病気に罹っている方が糖尿病になることもあります。
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「糖尿病」が重症化するとどうなる?
糖尿病で血糖値やHbA1cが高い状態を放置しておくと、以下のような合併症を引き起こすリスクがあります。初期のころは自覚症状がほとんどないため、糖尿病に気づかなかったり、気づいていてもつい治療をおろそかにしてしまう人も少なくありません。しかし、そのまま放置して病気が進行すると、多くの場合、合併症を引き起こし。糖尿病の初期ではほとんど自覚症状がないため、少しでも自分が当てはまるかもと思った場合はすぐに検査を受けることをおすすめします。
「健康診断でHbA1cや血糖値が少し高くでたけど特に症状はないし大丈夫だろう」
「数年前から少し高いが体に変化はないし、放っておいても問題ないだろう」
上記のような方は少し要注意かもしれません。万が一放っておいた時に懸念される糖尿病の合併症についても少しご説明していきます。
糖尿病の合併症
糖尿病は早期に治療を起こさないと様々な合併症を引き起こす可能性があります。糖尿病の三大合併症と呼ばれるものがあります。以下ではその三大合併症(糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症)について説明していきます。
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「糖尿病性神経障害」とは
糖尿病になると血液中の糖質が増加します。余分に増えた糖質が神経細胞に悪影響を与えることで神経障害を引き起こすと言われています。
また余分な糖質が多くなると、四肢末端などの細い血管内で酸素や栄養を神経細胞に行き渡らせにくくなり、これにより神経障害が引き起こされるとも言われています。主に初期症状としては神経障害には以下のような症状が現れます。
胃腸の調子が悪くなる
立ちくらみがする
立ち上がれなくなったり、階段が上がれなくなる
手足がピリピリしびれる、ジンジンする
針で刺されるような痛みや灼熱感で夜眠れない
足の裏が皮を被ったように感じる
アリなどの虫が這っているような感じがする
痛みを感じなくなる、触っても分からない
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「糖尿病性神経障害」が重症化するとどうなる?
神経の障害が酷くなると、ぶつけたことに気付かず、ある日ふと足を見ると大きな潰瘍ができていたり、ちょっとした火傷や痛みを感じずに放置し、深い傷になってしまうことがあります。
他にも、「無痛性心筋梗塞」や「致死性不整脈」、「無自覚性低血糖」などの危険な状態を引き起こす可能性があります。ここまでの症状が現れるのは重症化した場合ですので、早期から治療していれば問題はありません。
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「糖尿病性網膜症」とは
糖尿病になると、血液中の糖質が増加します。これが酸化ストレスを増加させるなど様々な悪影響を及ぼし、血管を障害します。神経障害を引き起こす機序と同様に、目の網膜にある血管は細いので特に影響を受けやすく、血管が詰まったり、出血を引き起こすと言われています。
本来ある血管が障害を受けて機能しなくなると、酸素や栄養を届けるために新しい血管が生成されますが、これはとても脆く障害を受けやすいため、出血なや成分漏れを引き起こして視力低下などを引き起こします。これが網膜症の原因です。
初期症状としては以下のような症状が挙げられます。
視野の中に煙のすすのようなものが見える
蚊のような虫が飛んでいるように見える(飛蚊症)
網膜症は糖尿病発症から5年くらいで増加し始め、10年間で50%が網膜症を合併しているという統計が出ており、自覚症状があった時にはすでに取り返しがつかなくなった増殖網膜症の段階であることが多いのが現状です。
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「糖尿病性網膜症」が重症化するとどうなる?
糖尿病性網膜症が重症化すると急激な視力の低下や、重症化すると白内障や硝子体出血や網膜剥離を起こして失明することもあります。「見えるから」「視力が落ちていないから」と油断していると、取り返しのつかないことになります。
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「糖尿病性腎症」とは
尿病により高血糖の状態になると、細い血管が狭くなり酸素や栄養が届いにくくなることはご説明しました。腎症も同様に、腎臓にある糸球体の細い血管が狭くなると、本来ろ過すべき老廃物を十分にろ過できなくなるため、タンパク尿が出たり(正常な尿を作れなくなったり)、老廃物が溜まって尿毒症になるリスクが増加します。
初期の段階では自覚症状が現れないので、なかなか病気に気づきません。以下の症状が現れる頃にはかなり悪化しているケースが少なくありません。
貧血
頭痛やだるさ
むくみ
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「糖尿病性腎症」が重症化するとどうなる?
腎症が悪化すると、週に2〜3回人工透析によって血液を濾過しなければなりません。また透析の患者さんは治療に多額の費用がかかるため、日常生活に大きな負担がかかることになります。
この人工透析の最大原因は糖尿病が原因で生じる腎症(糖尿病性腎症)であり、他の原因で透析を始めた人よりも5年生存率が極端に低いことでも知られています。
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まずは受診しましょう
健康診断で指摘されたものの、生活習慣病の薬を一度飲み始めると一生飲み続けなければいけない、または、受診し始めると一生通院しなければならないと考えている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
たしかに、糖尿病治療薬は糖尿病の原因そのものを治すわけではありませんので、きちんと生活習慣の改善をせずに薬をやめてしまうと、糖尿病に戻ってしまう可能性は高くなります。
しかし、MIZENクリニック市ヶ谷では積極的に個別の生活習慣指導を行い、生活習慣の改善がなされていることを確認しつつ、糖尿病治療薬を少しずつ減量し、血糖値やHbA1cの変化をみて、その後に薬量を元に戻すか、減量するか、判断していきます。そのため、MIZENクリニック市ヶ谷に通院して治療を開始したものの、最終的にお薬をやめられた方もいらっしゃいます。
もちろん上記の例は、薬を使っている間に血糖値がしっかりと正常値に下がっていること、生活習慣がきちんと改善できていることが大前提となります。糖尿病の状態、薬の効果、生活習慣の改善状況には個人差がありますので、ぜひ一度、気軽にMIZENクリニック市ヶ谷へご相談にいらしてください。