脂質異常症

​不眠

​喘息

​メンタルヘルス

  • MIZENクリニック市ヶ谷_facebook

MIZENクリニック市ヶ谷のfacebookページです。休診日の案内などお知らせしますので、フォロー宜しくお願いいたします。

© 医療法人社団 弘寿会  All Right Reserved. 

高血圧症

「高血圧症」とは

そもそも血圧とは、血液が血管の壁を押す時の圧力のことです。これは、心臓が拡がったり縮んだりすることで発生します。例えば、運動時などに心拍数が高くなり、一時的に血圧が上がることはイメージしやすいと思います。しかし高血圧症は、一時的ではなく持続的に血圧が上昇する病態です。高血圧症になると、血管壁を押す圧力が高いため、血管に常に負担がかかり、血管の壁が傷ついたり、血管が柔らかさを失って固くなったりして、「動脈硬化」(血管が硬くなってしまう状態)を起こしやすくなります。

「高血圧症」が重症化するとどうなる?

高血圧症が悪化すると、動脈硬化が進み、脳、心臓、腎臓など、全身の様々な臓器に障害を起こします。なかでも特に「脳卒中」(脳梗塞・脳出血)は高血圧症と強い関連性があることが分かっています。

一般的に、高血圧症であっても目立った症状がみられない(自覚症状がない)ことが多く、気づかないうちに病態が進行することから、高血圧症は「サイレントキラー」といわれることもあります。近年では、健康診断で指摘されることが多く、40歳以上の45%が高血圧症に該当すると言われています。

▼高血圧症によってリスクが高まる病気

高血圧症は脳卒中および心疾患の危険因子です。全心血管病死亡の50%,脳卒中死亡の52%,冠動脈疾患死亡の59%が,基準範囲を超える血圧であることに起因する死亡だと試算されています。

また高血圧症は慢性腎臓病(CKD)、さらには末期腎障害の発症リスクを上昇させます。収縮期血圧10mmHg上昇あたり、将来の末期腎障害リスクが30%前後上昇することが研究で明らかになっています。

高血圧は大動脈瘤や閉塞性動脈硬化症、眼底出血などの原因にもなります。以上のとおり、高血圧症は様々な合併症リスクを上昇させる一方で自覚症状がほとんどないことがサイレントキラーと呼ばれる所以です。

市ヶ谷駅近の夜間内科 MIZENクリニック市ヶ谷.png

「高血圧症」の原因

では、どのような人が高血圧症になるのでしょうか。実は、日本人の高血圧症の90%は、原因が特定できない「本態性高血圧」といわれています。これは、はっきりと原因は分かっていないものの、遺伝、食塩の過剰摂取、肥満などが主な原因と考えられています。

 

一方、何らかの原因がはっきりとしているものを「二次性高血圧」としています。二次性高血圧であれば原因が分かっているので、その原因を取り除くことで高血圧そのものを改善することができます。

なお、二次性高血圧で最も多いのは、腎臓病が原因のものです。慢性糸球体腎炎、糖尿病による糖尿病性腎症などが原因で腎臓が障害され、高血圧症になってしまいます。

 

また、腎動脈が何らかの原因で狭くなってしまい、腎臓から血圧を上げるレニンというホルモンの分泌が増えて、血圧が上がることもあります。


次に多い疾患は、ホルモンの異常が原因のものです。特に、副腎という腎臓の上側にある小さな臓器から分泌される、アルドステロンというホルモンが過剰に分泌されるのが、原発性アルドステロン症です。

上記の病気以外に、薬剤による高血圧症もあります。二次性高血圧の場合は、これらの分かっている原因を取り除くことができれば、血圧は数週間で元の状態に戻ると考えられています。

「高血圧症」の診断

まずは血圧を測定し、判断します。可能であれば別の日にも血圧測定を行い、数回の血圧測定を元に高血圧症であるかどうか判定すると確かです。では、どの程度の血圧値だと高血圧症と判断されるのでしょうか。

 

一般的に、診察室での血圧が140/90mmHg以上である場合に高血圧症と診断され、さらに血圧値の程度により、重症度が判定されます。しかし、合併症の進行や、高血圧へ移行することが多いことをふまえて、140/90mmHg未満の段階から「至適血圧」、「正常血圧」、「正常高値血圧」に分類し、注意を促しています。

▼血圧値の分類(成人)

「高血圧症」を治療しよう

まずは、生活習慣の改善として、食塩の摂取量を一日6g未満に制限すること、減量して肥満を解消すること、定期的に運動を行うこと、アルコール摂取量を減らすことを実践しましょう。

 

また、血圧を下げる役割のある「カリウム」が多く含まれている野菜の摂取を増やします。ただし重篤な腎障害のある方はカリウム摂取に制限がかかることがありますので、ご注意ください。

その他、動脈硬化を悪化させる要因として、コレステロールの取りすぎに気をつけましょう。百害あって一利なしのタバコも、今すぐにやめましょう。

 

上記でご説明したような生活習慣の改善を行っても、血圧のコントロールがうまくいかない場合は、お薬の投与を始めます。降圧薬(血圧を下げるお薬)にはたくさんの種類がありますが、その中から一つ〜複数の種類を選択して内服していただきます。

現在、市販されている降圧薬として、以下のようなお薬が挙げられます。

▼降圧薬の種類と効果

さらに最近では、2種類の降圧薬、例えばARBとカルシウム拮抗薬、ARBと利尿薬を一つのお薬として調剤した「合剤」が使用されています。たくさんの種類があるとつい飲み忘れてしまいますが、このようにして飲み忘れを防ぐような工夫ができます。

家庭での血圧測定のススメ

血圧測定には一般家庭で測定する「家庭血圧」と、病院の診察室で測定する「診察室血圧」に分けられます。診察室では医師や看護師など白衣を着ている人に囲まれ測定するので、普段は正常な血圧の人でも、緊張して血圧が上がりやすくなってしまいます。この場合の高血圧症は「白衣高血圧」といわれます。

逆に、診察室血圧は正常であるにも関わらず、家庭血圧が高い人もいます。この高血圧症は「仮面高血圧」といわれます。この場合は、多くの時間帯が高血圧の状態なので、治療が必要になります。

近年では手軽に家庭用の血圧計が手に入るようになったため、家庭血圧を測定し、多くの時間帯で血圧が正常か/正常でないか、ということを判断できるようになってきました。

 

家庭で血圧を測定される際は、朝起きてからトイレを済ませた後、朝食を食べる前に深呼吸をして、上腕で測定すると良いでしょう。また、余力がある方は、就寝前にも深呼吸してから測定しましょう。

不必要な治療は身体的にも経済的にも負担がかかってしまいますし、反対に、治療が必要であるにも関わらず治療を受けていない状態が長期間続くと、動脈硬化が進行し、脳や心臓の大病を引き起こしやすくなってしまいます。

 

治療が必要な高血圧症かどうか医師がきちんと判断できるよう、健康診断や病院だけでなく、家庭でも定期的に血圧を測定し、日々の血圧を記録した物を診察時に持参するようにしましょう。

MIZENクリニック市ヶ谷での高血圧症治療

健康診断で指摘されたものの、生活習慣病の薬を一度飲み始めると一生飲み続けなければいけない、または、受診し始めると一生通院しなければならないと考えている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。

 

たしかに、降圧薬は高血圧の原因そのものを治すわけではありませんので、きちんと生活習慣の改善をせずに薬をやめてしまうと、高血圧に戻ってしまう可能性は高くなります。

 

しかし、MIZENクリニック市ヶ谷では積極的に個別の生活習慣指導を行い、生活習慣の改善がなされていることを確認しつつ、降圧薬を少しずつ減量し、血圧の変化をみて、その後に薬量を元に戻すか、減量するか、判断していきます。そのため、MIZENクリニック市ヶ谷に通院して治療を開始したものの、最終的にお薬をやめられた方も大勢いらっしゃいます。

もちろん上記の例は、薬を使っている間に血圧がしっかりと正常値に下がっていること、生活習慣がきちんと改善できていることが大前提となります。高血圧の状態、薬の効果、生活習慣の改善状況には個人差がありますので、ぜひ一度、気軽に当院へご相談にいらしてください。

市ヶ谷駅近の夜間内科 MIZENクリニック市ヶ谷.png